監修者
河野 裕花
AHA・BHA・PHAとは?洗顔料に使われる角質ケア成分の違い
AHA・BHA・PHAは、それぞれ特定のひとつの成分名ではなく、複数の成分を含む「成分群(グループ)」の名称です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
AHAとは?水になじみやすい成分群
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特徴:水になじみやすい性質を持ち、フルーツに含まれることがあるため「フルーツ酸」とも呼ばれます。
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代表的な成分:グリコール酸、マンデル酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸など。
BHAとは?油になじみやすい成分群
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特徴:油になじみやすい性質を持つため、皮脂や毛穴汚れが気になる方に注目されやすい成分です。
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代表的な成分:サリチル酸など。
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注意点:成分が入っているだけで「角栓を溶かす」「黒ずみ毛穴を改善する」といった過度な効果を保証するものではありません。
PHAとは?複数のヒドロキシ基を持つ成分群
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特徴:AHAと共通する構造を持ち、比較的穏やかな使用感とされていますが、刺激の感じ方は配合濃度やpH、製品の処方、肌状態によって特徴が異なります。
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代表的な成分:グルコノラクトン、ラクトビオン酸など。
複数の成分が組み合わされる理由
AHAやBHAなどは成分ごとに性質が異なるため、製品の処方目的に応じて複数の成分を組み合わせた洗顔料もあります。ただし、成分の数が多いほど効果が高いわけではなく、全体の配合バランスが重要です。

角質ケア成分(AHA・BHAなど)配合の洗顔料の特徴とは?
古い角質や汚れを洗い流す役割がある
角質ケア成分(AHA・BHAなど)を配合した洗顔料は、肌表面の汚れや余分な皮脂、古い角質によるざらつきを洗浄によって洗い流すアイテムです。肌を清潔に保ち、なめらかに整える役割がありますが、毛穴そのものを小さくするものではありません。
美容液とは使用方法が異なり「酸=強い」とは限らない
同じ角質ケア成分でも、肌になじませたままにする美容液とは異なり、洗顔料は「洗ったあとに洗い流す」のが前提です。 また、「酸配合だから刺激が強い」とは限りません。洗顔料の洗浄力や使用感は、酸の種類だけでなく、配合量や洗浄成分・保湿成分などを含む製品全体の処方によって異なります。

角質ケア成分配合の洗顔料を選ぶ・使うポイントは?
成分名と洗浄力・保湿成分を確認する
「AHA配合」といった分類だけでなく、具体的な成分名(グリコール酸やマンデル酸、サリチル酸、グルコノラクトンなど※5)も確認しましょう。AHA・BHA・PHAは成分群の名称であり、配合されている成分によって特徴が異なるためです。ただし、成分名だけでは配合濃度や使用感までは判断できません。洗い上がりが自分の肌状態に合っているか、グリセリン・セラミド・エクトインなどの保湿成分が配合されているかも、あわせて確認しましょう。
摩擦を抑えられる「泡の質」も重要
洗顔時の摩擦は肌の負担になります。クッションになる十分な泡が作れるか、または最初から泡で出るポンプタイプかなど、毎日こすらずに使いやすい製品を選ぶのがポイントです。
こすらず優しく洗い、洗顔後はすぐに保湿する
適量の泡で肌を包み込むように洗い、長時間泡を顔にのせたままにするのは避けましょう。ぬるま湯ですすぎ残しがないように洗い流したあとは、すぐに化粧水や乳液などで保湿することが大切です。

【まとめ】角質ケア成分の種類だけでなく、洗顔料全体を見て選ぼう
角質ケア成分配合の洗顔料を選ぶ際は、AHA・BHA・PHAといった分類名や強さの順位だけで比較するのではなく、製品全体の処方を見ることが大切です。 配合成分はもちろん、洗浄成分や保湿成分、泡の質まで確認することで、毎日のスキンケアに取り入れやすい洗顔料を見つけやすくなります。
複数の角質ケア成分を取り入れながら、洗い上がりのうるおいにも配慮された泡洗顔も選択肢の一つです。