インナードライ*見分け方

インナードライ肌とは?見分け方と混合肌・脂性肌・乾燥肌・敏感肌との違いを解説

インナードライ肌とは?見分け方と混合肌・脂性肌・乾燥肌・敏感肌との違いを解説

「肌はベタつくのに、洗顔後はつっぱる」
「テカリが気になる一方で、頬や口まわりはカサつく」。

このような悩みがある場合、皮脂がありながら角質層の水分が不足した「インナードライ状態」になっているかもしれません。

インナードライ肌とは、肌表面には皮脂がありながら、角質層の水分が不足している状態を表す言葉です。皮脂があるからといって、肌が十分にうるおっているとは限りません。

この記事では、インナードライ肌の特徴や見分け方、混合肌・脂性肌・乾燥肌・敏感肌との違い、スキンケアのポイントを解説します。自分の肌状態を知り、毎日のお手入れを見直してみましょう。

赤木 麗菜

監修者

赤木 麗菜

皮膚科専門医・花房崇明監修のメディカルエステ「hanafusa skincare lab+」店長。
日々のカウンセリングを通じて、お客様の肌悩みに寄り添い、スキンケアや美容施術、医療機関専売化粧品の提案に携わる。
日本化粧品検定協会認定コスメコンシェルジュインストラクター、コスメライターとして、化粧品の成分知識と美容現場での経験を活かし、使用感を含めた実践的で取り入れやすい美容情報を発信している。

インナードライ肌とは?

インナードライ肌は、皮脂がありながら角質層は水分不足の状態

インナードライ肌とは、皮脂によるベタつきと、角質層の水分不足が同時に見られる状態を表す言葉です。医学的な正式診断名ではなく、美容やスキンケアの分野で使われています。

角質層とは、肌のいちばん外側にある薄い層のことです。うるおいを保ち、乾燥や外部の刺激から肌を守る役割があります。

肌表面に皮脂があっても、角質層のうるおいが不足すると、つっぱりやカサつきを感じることがあります。見た目のテカリだけで判断せず、乾燥のサインにも目を向けることが大切です。


ベタつきと乾燥感が重なるのが特徴

インナードライ状態では、次のような悩みが見られることがあります。

  • 洗顔後はつっぱるのに、時間がたつとベタつく

  • 額や鼻はテカる一方で、頬や口まわりはカサつく

  • ベタつく部分にも、ごわつきや乾燥感がある

  • メイクが皮脂で崩れる一方で、部分的に粉っぽくなる

こうした状態を脂性肌だと思い、皮脂を取り除くケアに偏ると、乾燥感が強くなることもあります。インナードライ肌を見分けるときは、皮脂の多さとうるおいの両方を確認しましょう。

インナードライ肌と混合肌・脂性肌・乾燥肌・敏感肌の違い

肌タイプの違いは、「皮脂の多さ」「乾燥感」「部位による違い」「刺激の感じやすさ」を分けて考えると整理しやすくなります。

肌の呼び方

主な特徴

インナードライ肌との違い・関係

インナードライ肌

肌表面はベタつく一方で、角質層の水分が不足している

ベタつきとうるおい不足が共存する状態

混合肌

部位によってベタつきと乾燥の程度が異なる

部位差に着目した呼び方で、インナードライと重なる場合もある

脂性肌

皮脂の分泌が多く、テカリやベタつきが気になりやすい

皮脂量に着目した呼び方。うるおいが十分かは別に確認する

乾燥肌

カサつきやつっぱりが気になりやすい

一般に皮脂によるベタつきは目立ちにくい

敏感肌

化粧品などによる刺激を感じやすい

刺激への反応に着目した呼び方で、ほかの肌状態と重なる場合もある

インナードライ肌と混合肌との違い|部位によるベタつきと乾燥に着目

混合肌は、顔の部位によって肌状態が異なることを指します。代表的なのは、額や鼻などのTゾーンはベタつき、頬や口まわりは乾燥する状態です。

一方、インナードライは、皮脂がありながら角質層の水分が不足していることに着目した表現です。混合肌の一種として説明されることもあり、両者には重なる部分があります。

そのため、「別々の部位なら混合肌、同じ部位ならインナードライ」と、場所だけで区別することはできません。部位ごとの状態に合わせてケアを選ぶことが大切です。

インナードライ肌と脂性肌との違い|ベタつきに加えて乾燥感があるかが目安

脂性肌とインナードライ肌は、どちらも皮脂によるテカリやベタつきが気になりやすく、見た目だけでは区別しにくい状態です。

見分ける目安は、ベタつきに加えて、つっぱりやカサつきなどの乾燥感があるかどうかです。

「日中はテカるのに洗顔後はつっぱる」「メイクが崩れる一方で粉っぽい部分もある」といった場合は、保湿も見直してみましょう。

脂性肌でも、洗いすぎや使用する化粧品によって乾燥することがあります。皮脂が多いという理由だけで保湿を省かず、そのときの肌状態に合わせることがポイントです。

インナードライ肌と乾燥肌との違い|皮脂によるベタつきの現れ方

乾燥肌は、角質層の水分や皮脂が少ない傾向があり、カサつきやつっぱり、粉ふきなどが気になりやすい肌状態です。一般に、インナードライ状態と比べると、皮脂によるベタつきは目立ちにくい傾向があります。

一方、インナードライ状態では、乾燥感に加えて、テカリやベタつきも気になる点が特徴です。

どちらも保湿が大切ですが、ベタつきが気になる場合は、軽い使用感のアイテムを選んだり、部位ごとに塗る量を調整したりすると取り入れやすくなります。

インナードライ肌と敏感肌との違い|刺激の感じやすさを表す言葉

敏感肌は、化粧品などによる刺激を感じやすい肌状態を表します。インナードライ肌が皮脂と水分の状態に着目するのに対し、敏感肌は刺激への反応に着目した言葉です。

そのため、インナードライ状態と敏感肌が重なることもあります。乾燥やベタつきに加えて、ヒリつきや赤みがあるときは、使用している化粧品やお手入れの方法も確認しましょう。

インナードライ肌の見分け方は?セルフチェックのポイント

ベタつきと乾燥感をチェックする

普段の肌に、次のような状態がないか確認してみましょう。

□ 洗顔後につっぱりや乾燥感がある
□ 日中、額や鼻などのテカリが気になる
□ ベタつく部分にもカサつきや乾燥感がある
□ メイクが皮脂で崩れる一方で、部分的に粉っぽくなる
□ 保湿したあとも、時間がたつとつっぱりを感じる

ベタつきと乾燥感の両方が気になる場合は、皮脂対策だけでなく、うるおいを補って保つケアにも目を向けてみてください。

このチェックは、現在の肌状態を振り返るための目安です。当てはまる数によってインナードライ肌かどうかや、肌質・角質層の水分量を判定するものではありません。


洗顔後と日中の肌を、部位ごとに比べる

肌の変化は、額・鼻・頬・口まわりに分けて確認するとわかりやすくなります。

洗顔後はつっぱりやヒリつきがないかを確認し、時間を空けずに普段どおりの保湿を行いましょう。肌質を調べるために、保湿せず放置する必要はありません。

昼や夕方には、テカリが出る部分と、カサつきやつっぱりを感じる部分を確認します。

たとえば、鼻はテカる一方で頬につっぱりを感じる場合は、顔全体の保湿を減らすのではなく、頬と鼻で塗る量を変える判断につながります。

乾燥感や赤みが続く場合は、インナードライと決めつけない

つっぱりや粉ふきは、洗顔料が合っていない場合や、皮膚の炎症などでも起こります。また、メイク崩れには汗や化粧品の組み合わせも関係します。

洗い方や保湿を見直しても乾燥感が続く場合や、赤み・かゆみ・痛み・腫れなどを伴う場合は、化粧品によるセルフケアだけで対処せず、皮膚科で相談しましょう。

インナードライ肌の主な原因と仕組み

肌のうるおいは、皮脂だけで保たれているわけではない

角質層の水分を保つうえでは、水分を抱え込む天然保湿因子や、角質細胞の間を満たすセラミドなどの細胞間脂質も重要です。肌表面に皮脂があっても、角質層が十分に水分を保てなければ、乾燥感が現れることがあります。

なお、「乾燥を補うために皮脂が増える」と説明されることもありますが、皮脂の分泌にはホルモンや年齢なども関係します。乾燥だけが原因とは限らないため、皮脂の多さとうるおいの不足を分けて考えましょう。

洗いすぎや摩擦による肌への負担

ベタつきが気になるからと何度も洗顔したり、肌を強くこすったりすると、乾燥や刺激につながることがあります。

落ちにくいメイクを長時間こすって落とす、タオルでゴシゴシ拭くといった習慣も見直したいポイントです。

あぶらとり紙を使う場合は、気になる部分をやさしく押さえましょう。皮脂を完全に取り除こうとする必要はありません。

ベタつきを避けるための保湿不足

「乳液やクリームを使うと重く感じる」と、保湿を控えていませんか。

皮脂が多い肌でも、角質層にうるおいを与えるケアは必要です。化粧水だけでは乾燥感が続く場合は、水分を補うだけでなく、うるおいを保つケアも見直してみましょう。

重い使用感が苦手なら、軽いテクスチャーの乳液やジェルなど、続けやすいものを選ぶ方法があります。

空気の乾燥や紫外線などの外的要因

湿度の低い季節や冷暖房の効いた室内では、肌の乾燥が気になりやすくなります。エアコンの風が顔へ直接当たっていないかなど、過ごす環境も確認してみてください。

紫外線による肌への負担も避けたい要因です。保湿とあわせて、日焼け止めや日傘などによる紫外線対策も行いましょう。

インナードライ肌を整えるスキンケア方法

クレンジングはメイクに合わせて選ぶ

クレンジングは肌タイプだけで決めず、その日のメイクや日焼け止めに合うものを選びましょう。

落ちにくいメイクを洗浄力の足りないアイテムで落とそうとすると、何度もこする原因になります。ウォータープルーフのポイントメイクなどは、必要に応じて専用リムーバーを使う方法もあります。

オイル・クリーム・ミルクといった形状だけで判断せず、メイクの落ち方や洗い上がりも確認してください。使用量やダブル洗顔の要否は、製品の表示に従いましょう。

洗顔は「さっぱり感」だけでなく、つっぱりの有無も確認する

洗顔後の強いさっぱり感だけを基準にせず、つっぱりやヒリつきがないかを確認しましょう。毎回つっぱる場合は、洗顔料や洗う回数、お湯の温度などを見直してください。

泡立てるタイプの洗顔料は十分に泡立て、肌を強くこすらずに洗います。すすぎには熱いお湯を避け、ぬるま湯を使いましょう。

洗顔後はタオルをやさしく押し当てて水分を取り、時間を空けずに保湿します。

化粧水・美容液で、角質層へうるおいを補う

化粧水や美容液は、角質層へうるおいを補うために使います。グリセリンやヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分も、アイテム選びの参考になります。

成分名や「しっとりタイプ」という表示に加えて、使用後の乾燥感やヒリつきの有無、毎日続けやすい使用感も確認しましょう。

製品が推奨する量と方法を基本に、肌へやさしくなじませてください。強くパッティングしたり、何度もこすったりする必要はありません。

また、美容液は製品によって使う順番が異なります。導入美容液か、化粧水のあとに使う美容液かを確認して取り入れましょう。

乳液・クリームは部位別に量を調整する

保湿では、水分を補うだけでなく、うるおいを保つことも大切です。乳液やクリームは、肌状態に合わせて使用感や塗る量を調整しましょう。

乾燥しやすい頬や口まわりには丁寧になじませ、皮脂が気になるTゾーンは薄く塗るなど、顔全体を同じ量にする必要はありません。

「ベタつくから使わない」ではなく、「どの部分に、どのくらい必要か」を考えることがポイントです。

ごわつきが気になるときは、肌状態に合わせて角質ケアを検討する

肌のごわつきやざらつきには、乾燥や古い角質の蓄積など、複数の要因が関係します。まずは洗い方と保湿を見直し、そのうえで必要に応じて角質ケアを検討しましょう。

肌が落ち着いていて、角質によるごわつきが気になる場合は、保湿成分と角質ケア成分を組み合わせた美容液なども選択肢になります。

一方、強い乾燥や皮むけ、赤み、ヒリつきがあるときは、角質ケアを無理に追加しないでください。使用する場合は製品の使用方法を守り、スクラブやピーリング製品を重ねすぎないようにしましょう。

日中は紫外線対策も取り入れる

保湿とあわせて、日焼け止めや帽子、日傘などを使った紫外線対策も行いましょう。

日焼け止めは、塗ったときの乾燥感や使用感を確認しながら選びます。落とす際も製品の表示に従い、必要以上に洗いすぎないことが大切です。


【まとめ】インナードライ肌は「うるおいを補って保つ」部位別ケアを

インナードライ肌は、皮脂によるベタつきがある一方で、角質層の水分が不足している状態です。混合肌や脂性肌と重なる場合もあるため、見た目のテカリだけで判断しないことが大切です。

まずは、どの部分にベタつきや乾燥感があるかを確認しましょう。洗いすぎや摩擦を避け、うるおいを補って保つケアを基本に、部位ごとに使用量を調整してください。

乾燥によるごわつきも気になる場合は、肌状態に応じて角質ケアを取り入れる方法もあります。皮脂を取り除くことに偏らず、うるおいを補って保つお手入れを選びましょう。

 

保湿と角質ケアを同時に叶える美容液「リポピール BIOGLOW」

「保湿したいけれど、ごわつきも気になる」。そんな方に向けた選択肢のひとつが「リポピール BIOGLOW」です。

保湿成分と角質ケア成分を配合し、角質層にうるおいを与えながら、乾燥によるごわつきをなめらかな肌に整える美容液です。

発酵由来成分とリポソーム化セラミドを配合

発酵由来のビフィズス菌培養溶解質と、リポソーム(ナノカプセル)化したセラミドを配合しています。

セラミドNP・セラミドNG・セラミドAPを保湿成分として配合し、角質層のうるおいを与えて保つ設計です。乾燥が気になる肌にうるおいを与え、すこやかに整えるケアに取り入れられます。

保湿と角質ケアを組み合わせた処方

グルコノラクトン・ラクトビオン酸・バチルス発酵物を発酵系角質ケア成分として配合しています。うるおいを与えて古い角質をやわらげ、乾燥によるごわつきをなめらかに整えます。

乾燥とごわつきの両方が気になるときに、保湿と角質ケアをひとつの美容液で取り入れられる点が特徴です。肌状態に合わせて使用し、刺激を感じる場合は使用を控えましょう。

ミルクのようなテクスチャーで、化粧水のあとに使用

リポピール BIOGLOWは、ミルクのようなテクスチャーが特徴です。導入美容液とは異なり、化粧水のあとに使用します。

その後は肌状態に合わせて乳液やクリームなどを重ね、うるおいを保ちましょう。リポピール BIOGLOWは、使用感にも配慮しながら角質層へうるおいを与え、乾燥によるごわつきをなめらかに整えたい方のための選択肢です。

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