監修者
松澤 宗範
ダーマペンとは?施術の特徴と注意点
ダーマペンは、微細な針を用いて皮膚へ刺激を与える美容医療です。肌の凹凸やニキビ痕などに対して行われ、結果として毛穴を含む肌表面がなめらかな印象に見える場合があります。
ただし、毛穴を直接小さくする施術ではなく、すべての毛穴悩みに適しているわけではありません。皮脂や角栓、乾燥が主な原因の場合は、ダーマペンだけでは直接対処しにくいため、毎日のスキンケアも大切です。
期待できる変化には個人差があるため、痛みやダウンタイム、費用、リスクとあわせて医師へ確認しましょう。
※ 肌表面がなめらかな印象:汚れを落とし、キメを整えることによる肌印象のこと
微細な針を用いて医療機関で行う施術
ダーマペンは、専用機器に取り付けられた微細な針で皮膚へ刺激を与える施術です。使用する機器や針の深さ、施術部位、組み合わせる薬剤などは、医療機関や肌状態によって異なります。
毛穴の目立ちが気になる場合も、まずは医師が肌状態を診察し、施術が適しているかを判断します。得られる変化や必要な施術回数には個人差があり、希望する結果が必ず得られるものではありません。
また、ダーマペンは医療行為です。化粧品による毎日のホームケアとは、目的や作用する範囲が異なります。

ダーマペンだけでは直接対処しにくい毛穴悩みもある
ダーマペンは、すべての毛穴悩みを同じように解決する施術ではありません。次のような状態では、ダーマペンを受けることよりも、まず毎日のスキンケアや皮膚科での治療を優先したほうがよい場合があります。
皮脂や角栓による毛穴の目立ち
ダーマペンは、毛穴にたまった皮脂や角栓を洗い流す施術ではありません。皮脂や角栓が主な原因の場合は、毎日の洗顔で余分な皮脂や汚れを落とし、肌状態に合わせて角質ケアを取り入れることが基本です。
乾燥によるキメの乱れで目立つ毛穴
ダーマペンは、角質層へ水分や油分を補う施術ではありません。洗顔後のつっぱりやカサつきがあり、乾燥によって毛穴が目立って見える場合は、まず洗い方と保湿方法を見直しましょう。
赤みや腫れを伴うニキビがある状態
炎症のあるニキビや傷、皮膚炎などがある場合は、施術を受けられないことや、治療を優先することがあります。自己判断せず、医師の診察を受けてください。
毛穴が目立つ原因が複数重なっている場合もあります。美容医療だけ、またはスキンケアだけで考えるのではなく、それぞれが担える役割を整理することが大切です。

痛み・費用・ダウンタイムを確認して検討する
施術中の痛みや刺激の感じ方は、施術部位や針の深さ、肌状態などによって異なります。施術後には、赤みや腫れ、熱感、ヒリつき、乾燥などが生じる場合もあります。
費用も、施術範囲や麻酔、使用する薬剤、施術回数によって異なります。表示料金だけでなく、初診料や麻酔代などを含めた総額を確認しましょう。
施術前後のスキンケアについては、医療機関の指示を優先してください。特に、次のような製品を使用している場合は、休止する必要があるか医師へ確認しましょう。
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スクラブやピーリング製品
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AHA・BHA・PHA配合化粧品
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レチノールや高濃度ビタミンC配合化粧品
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医療機関から処方された外用薬
施術後は、洗顔、保湿、メイク、日焼け止めなどを再開できる時期も確認します。赤みや強い痛みなどが続く場合は、自己判断で対処せず、施術を受けた医療機関へ相談してください。
※ 整肌成分:マンデル酸(AHA)、サリチル酸(BHA)、グルコノラクトン(PHA)
なぜ毛穴は目立つ?主な原因を知ろう
毛穴が目立って見える原因は一つではありません。皮脂や角栓のほか、乾燥によるキメの乱れや、加齢に伴うハリ不足なども関係します。
原因によって考えられる対策が異なるため、まずは自分の毛穴がどのような状態で目立っているのかを確認しましょう。
皮脂や角栓によって目立つ毛穴
皮脂や古い角質、メイク汚れなどが混ざり合うと、毛穴の出口に角栓が形成されることがあります。角栓や付着した汚れにより、毛穴が黒ずんで見える場合もあります。
特に、額や鼻などは皮脂量が多く、毛穴汚れが目立ちやすい部分です。
ただし、角栓を指で押し出したり、スクラブで強くこすったりすると、肌への負担につながります。皮脂や角栓を完全に取り除こうとせず、毎日の洗顔で汚れや余分な皮脂をやさしく落としましょう。
乾燥・キメの乱れ・ハリ不足によって目立つ毛穴
角質層の水分が不足すると肌のキメが乱れ、表面の凹凸や影によって毛穴が目立って見える場合があります。
肌表面に皮脂が出ていても、角質層まで十分にうるおっているとは限りません。皮脂が気になるからといって保湿を省いたり、繰り返し洗顔したりすると、乾燥につながることがあります。
また、加齢に伴うハリ不足によって、頬の毛穴が目立ちやすくなる場合もあります。毛穴の見え方には複数の要因が関係するため、一つの原因だけで判断しないことが大切です。
なお、化粧品は肌にうるおいを与え、キメを整えるためのものです。毛穴そのものをなくしたり、皮膚の構造を変えたりするものではありません。

美容医療とホームケアの違い|毎日のスキンケアでできること
ダーマペンと毎日のスキンケアでは、目的や作用する範囲が異なります。
毛穴の目立ちには毎日のホームケアも重要
ダーマペンは肌の凹凸などへアプローチする一方、毛穴にたまった皮脂や角栓を洗い流したり、角質層へうるおいを補ったりするものではありません。
だからこそ、皮脂や角栓、乾燥、古い角質によるざらつきが関係する毛穴の目立ちには、洗顔・保湿・紫外線対策など、毎日のホームケアにも役割があります。
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比較項目 |
ダーマペン |
毎日のホームケア |
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区分 |
医療機関で行う美容医療 |
自宅で行う日常的なお手入れ |
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主な目的 |
医師の診察に基づく施術 |
肌を清潔に保ち、うるおいを与える |
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痛み・ダウンタイム |
生じる場合がある |
基本的には生じない |
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注意点 |
リスクや費用を確認する |
肌状態と使用方法に合わせる |
どちらか一方が優れているということではありません。それぞれの役割を理解し、自分の肌状態や目的に合わせて選びましょう。
洗顔・保湿・紫外線対策を基本に、角質ケアも選択肢に
毎日のホームケアでは、洗顔で肌を清潔に保ち、化粧水や乳液などでうるおいを補います。
洗顔料はよく泡立て、肌を強くこすらずに洗いましょう。皮脂が気になる部分も洗いすぎず、ぬるま湯で丁寧にすすぎます。洗顔後は早めに保湿し、日中は日焼け止めや帽子などで紫外線対策を行うことも大切です。
古い角質によるざらつきやごわつきが気になる場合は、肌状態が落ち着いているときに角質ケア化粧品を取り入れる方法もあります。
角質ケアには、スクラブでこする方法だけでなく、洗顔後の肌へ塗ってなじませる美容液タイプもあります。使用する際は、次の点に注意しましょう。
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製品に記載された使用方法を守る
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複数の角質ケア製品を重ねすぎない
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赤みやヒリつきがあるときは使用を控える
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ダーマペン前後の使用は医師へ確認する
角質ケアは、毛穴そのものを小さくするためのものではありません。古い角質によるざらつきやごわつきをなめらかに整えるお手入れとして、肌状態に合わせて取り入れましょう。
【まとめ】美容医療と毎日のスキンケアの役割を理解しよう
ダーマペンは、肌の凹凸やニキビ痕などに対して、医師の診察のもとで検討する美容医療です。ただし、毛穴を直接小さくする施術ではないため、期待できる変化や痛み、ダウンタイム、リスク、費用を確認しましょう。
一方、皮脂や角栓、乾燥、古い角質によるざらつきが関係する毛穴の目立ちには、洗顔・保湿・紫外線対策など、毎日のホームケアにも役割があります。
古い角質によるざらつきやごわつきが気になる場合は、肌状態に合わせて角質ケアを取り入れる方法もあります。肌を削ったりこすったりせず、洗顔後の肌へ塗ってなじませる美容液タイプも選択肢の一つです。